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東京の早川歯科医院は入れ歯専門歯科医院、インプラント無しでピッタリ入れ歯、どんな難しい症例にも対応いたします。

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著作<長生きする入れ歯>のご紹介

        
 長生きする入れ歯 (講談社ブルーバックス 平成19年3月20日出版)   
 この本では、入れ歯の基礎知識から、治療法、手入れの方法までを、科学的に、イラストなども入れてわかりやすく説明しました。  
入れ歯作りは楽しい(あとがきより)
 私の亡くなった父も、入れ歯の専門医(元日本大学歯学部教授、歯科補綴学)でした。
 私がまだ歯学部の学生であった頃、「義歯は義がつく人工臓器のなかで最高のものだ」と、自慢げに話していたことを思い出します。近年、眼内レンズや人工股関節など、他の人工臓器の研究において、目を見張るような進歩があります。私たち歯科の分野でも、インプラント治療が広く普及し、再生医療などの研究もスタートしています。しかし、入れ歯はまだま だその力を存分に発揮しており、多くの高齢者は入れ歯治療の恩恵を受けています。
 ところで、入れ歯作りには、他の人工臓器とは違い、”アート(art)”の要素が多分にあります。”アート”となると、科学的に説明できないところも多く、歯科医のセンスや技術に負う ところが多いことになります。そこが、入れ歯作りが、おもしろく、また大変難しいところです。
「入れ歯が与える見かけ」を例にとってお話しましょう。
 75歳を超えてくると、個人差はありますが、多くの人でおでこや目のまわりなどにしわが見られます。それにかまわず、自分の歯があった時のように、入れ歯でくちびるをしっかり支えると、顔のなかで口のまわりの皮膚だけが突っ張っているように見えてしまいます。これでは、口元だけがみょうに若々しく、他の部分と調和しなくなってしまい、不自然な感じが残ります。 このような場合、私は、「入れ歯かな、いや違う・・・・・。まあよくできた入れ歯だ」という程度をねらって、天然歯のあった位置よりいくぶん後ろに遠慮して並べています。
 また、男性では、現役で働いているのか現役を退いているかによっても、前歯の歯並びをかえています。現役を退いている人には、力強さを避けて、好好爺ということで、いくぶん後ろに下げて並べ、さらに、犬歯などの表現をやわらげます。このように、人工歯の位置や傾きで、顔の印象を大きく変えることができます。

 
噛み合わせの高さについても、高齢者では、歯があったときよりいくぶん低くしています。これが、外見にもマッチします。これを、理論どおりに決めてしまうと、どこかよそよそしい顔になってしまいます。咀嚼などにも、不都合が起こります。「見かけのよいものは、機能的にもよい」「機能的によいものは、見かけもよい」というのが入れ歯です。
 入れ歯は、失った歯や歯を支えていた周囲の組織の代替物で、周囲組織の機能をも含めて本来の状態に戻す働きがあります。この「本来の状態に戻す」ということですが、どのくらいに、どの状態に戻すかを見極めることがセンスです。高齢者になると、歯が喪失するように、咀嚼に関係のある組織、器官にも老化が見られるようになり、互いの協調性も低下します。そのときどきの状態に調和させ、さらに周囲組織を活性化させるような入れ歯でなければなりません。つまり、現状に適した形態に戻した入れ歯ということになります。歯科医は、日頃、電車の中やテレビでたくさんの人の顔を見て、イメージ作りのトレーニングとさらに臨床経験を積むことでセンスを磨いています。
 私が若いころ作った入れ歯を見ると、作品(入れ歯)に「りきみ」が見られます。若いためか、これも知っている、あれも知っていると、それらをめいっぱい作品に表現しようとしているため、それが「りきみ」として出てしまっているのです。力強さはありますが少し上品さに欠けているようです。これでは、患者さんの身体の一部にはなりきれません。
 ところで、絵を描く人のキャンバスはものを言いませんが、入れ歯作りでは、キャンバスは人です。ですから、患者さんの力をかりることができます。いろいろの注文をどんどん出してください。入れ歯は歯科医と患者さんとが力を合わせて作る作品です。入れ歯が入ったあとも、歯科医と患者さんとで、入れ歯を上手に育てていかないと、それまでの苦労がすべて無駄になってしまいます。「力を合わせて、よい入れ歯を作りましょう」。私は、患者さんが何かを訴えているときは、必ずそれを解決する手段を講じます。それが、よい入れ歯を作る手立てになります。

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